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2012 - がん友、皿海英幸さんのエッセイコーナー

細々とやっています   皿海英幸
  「お邪魔します」「あっ!お久しぶりです」「地元で見る皿海さんは一層元気そうですね」「ありがとうございます」六月十日、府中地域がん患者交流会(以下交流会)に三次中央病院がん相談支援センタースタッフ三名がきてくださった。交流会常連Fさんが今回所用で不参加のため、代わりにというわけでもないが声をかけてくださった。忙しい方々なので本当に参加してくださるとは思っていなかった。
 
昨年十二月、三次中央病院を中心に活動している「県北がん患者会とまーれ」の忘年会に誘われたが、宮崎青島太平洋マラソンと同じ日だった。とまーれに招待され、三次中央病院会議室で私のがん体験を講演して以来親しくお付き合いしているが、年に一度のフルマラソンなので、残念ながら不参加とした。それだけに今回会えたことはとてもうれしい。
  三次からのお客様三名、初参加の地元の方一名、それに妻と私の六名で本日はスタート。交流会は会員名簿、連絡網は作成せず、事前案内もない。新聞の行事予定を見て、参加したいと思った人が参加するというスタイル。最近は十
名弱というのが現状。
  まずは自己紹介。個人情報重視ということで、「話せる範囲で話したいことを話してください。後で話し合いの時間はとりますから自己紹介は簡単に」というのだが、話しだしたら止まらないという人が多い。思いはいろいろあり、聞いてもらいたいのだが、家族や親せきの方ともがんの考え方・とらえ方に違いがあり、話しにくいことがある。「ここはがん患者の方がいるから」という安心感がそうさせる。司会者としては時間配分をどうしようかと気を使ってハラハラすることが多い。
  三次からのお客様のうち一名は年度末で退職され、今は一個人としてボランティアでがん患者の支援をされている。他の二名は認定看護師として支援をされている。ご無沙汰しているうちに県北の状況は変わっているようだ。「今年
のリレーフォーライフは福山開催です。福塩線つながりということもあり、ぜひ三次からも多数の参加をお待ちしております」とお願いする。拠点病院だからか、毎回誰かが参加してくださっている。三次の方にも「がん患者からのメッセージ」コーナーに登場していただけたら、患者会の方の参加が多数望めるかもしれない。
  ケータイがなる。急いででる。「今日、交流会はあるのですか」という問い合わせ。さっき会場のリ・フレに行ったが、一~二階は電気がついていなかったので中止かと思い帰宅したという内容だ。交流会の会場は三階。府中市財政は厳しいし節電ということもあり使用予定のない階に電気をつけてないのはいつものこと。ただ、玄関の「本日の行事案内」には記してあったし、私が作成したチラシも張っておいたのだが。何らかの対処が必要なのかもしれない。
地元の方は前立せんがんだが、心臓の病気も併せて持っているので、手術はできず、薬による治療中。現在、特に問題があるのではないが、似たような人がいれば話がしたいと思い、参加された。数年前から「メタボ」という言葉をよく聞くが、がんだけでなく他の病気を合わせて持っている人は多いと思う。
私は胃がんと同時に糖尿病のチェックを行っている。この方は完全に治るという意味では手術の方がわかりやすい。だから前立腺がんと同時に合併症があるため手術ではない治療法を選択された方が、どういう治療を受け、どう考えているのかということを話し合うことは意義があると考えられたのは理解できる。ただ、前立せんがんの方に知り合い入るが、合併症のある方を現在は知ら
ない。
「父さんががんになったとき、私は家族としてどう接したらいいかわからず戸惑った」と妻の発言。そこで学生時代からの知り合いである県北とまーれHさんの夫にいろいろ相談した。その時の体験から患者同士だけでなく、家族が交流する場、思いを聞いてもらえる場、相談できる場の必要性を感じたという。大切なことである。私が仕事でかかわっている精神障害者だと、家族会の
全国組織、県組織があり活動している。リレーフォーライフイン広島でも、家族の交流するブースというかコーナーを設けることができたらいいなと感じた。