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postheadericon 2011年11月商売上手

2012 - がん友、皿海英幸さんのエッセイコーナー

   商売上手?      皿海英幸
 「皿海さん、奥様にこのポップコーン、お土産として持って帰ってください」 赤い羽根募金担当の社協職員に声をかけてもらった。福祉祭りの一こまである。
 「ありがとう。でもポップコーン、ただでもらってもいいのかな?」「大丈夫、いいですよ。旦那さまにしっかり募金してもらおうと思っていますから」微笑みながら言った。
 「まいったな。しょうがないな」といい、私が参加している職場のコーナーにかばんを取りに行き、財布を出す。
         
 「じゃあ募金箱に入れるからね」ポトン「いい音がしたでしょう。たしかに入れましたよ」
 隣の男性が声をかけた。「できれば音のしないお札を入れてほしかったな。彼女『しっかり』と言っていましたよね」
 やれやれ、私の給料、いくらか知らずに言っているな。ところで、仏教では、お布施は「してあげる」のではなく「させてもらう」もの。募金をさせてもらえる機会を与えてくれた彼女に感謝しようかな。
   
   大停電?
 術後五年記念で、琵琶湖湖畔をジョギングする旅に出た。一泊二日だ。交通手段は高速バス「都ライナー」だ。京都からはJRで行く。
ジョギングをしっかり楽しみ、帰路に就くため、都ライナーに京都駅から夕方乗りこむ。出発するとウォークマンで演歌を聞きながらうつらうつら。とても気持ちがよい。至福の時かもしれない。いつしか窓から見える景色は夜景に。
     
 「えっ!停電かな。大停電じゃあないか」おそらく倉敷あたりと思うが、突然灯りがすべて消えてしまった。この地の人たちは大変だ。
でも中国電力は「電力不足の懸念があるので節電してください」とは言っていない。もっとも私は東日本大震災・原発事故に関係なく、節電に協力している。我が家の家計を考えて。
えっ、なんだ!どうも停電ではなさそうだ。バスがとんねるに入っただけなのだ。やれやれ。

処方
「貧血が続いていますね。貧血改善の薬を出しておきましょう。この薬を飲むとといが荒れてむかむかする人が多いので胃薬も念のために一緒に出しておきます。
「先生、私は胃を全摘しています。胃薬が本当に効くのですか、飲む必要性があるのですか」
某病院某診察での出来事である。
「良い質問ですね。胃のない人に胃薬は効果があるか。必要性があるかと聞かれれば、疑問が残ります。いいです。今回は出しません。貧血の薬を飲んで、気分が悪くなったら薬をやめ、病院に連絡してください」
胃の手術をした人は、貧血になりやすいという。今までの人は医師のことばどおりに薬をのんでいたのかな。