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postheadericon 2011年4月せっかくのお誘いですが

2012 - がん友、皿海英幸さんのエッセイコーナー

   せっかくのお誘いですが
 職場の同僚Rさんの姉は病院職員という。そして趣味はトライアスロン・マラソン等とても元気な女性だ。
 私は昨年「宮崎青太マラソンに出場し、フルマラソンの部を4時間台で完走した。Rさんの姉も出場され、4時間台で完走された。そこでRさんが私のことを話題にすると「えっ!大丈夫なの。胃を全摘した人で十キロの部に出場する人はいるけど、フルはねえ。無理は絶対しないように言ってね」と言われた。職業上、医学的知識のある人のアドバイスだけに、ありがたく受け止めると同時に、また感謝している。
         
 二月十三日、私は「神戸バレンタインラブラン」十キロの部に出場したが。姉も同じく十キロの部に出場していたと聞かされた。この話を聞くと何となく親しみを感じた。外見は坂本冬美風ということだが、私は先日、「また君に恋している」という曲のオルゴールを購入した。好きな女性歌手の一人だ。
 Rさんが話しかけた。「姉とバレンタインラブランの話をしていたら、『今度、一緒に鯖街道マラソンに出場しましょうと誘ってね』と言っていましたよ」「鯖街道マラソンですか。なんキロなのですか?」「フルマラソンだと言っていました」「えっ!? 私は貴女の姉のアドバイスを素直に受け入れ、フルマラソンはしばらくでないことに決めたのですよ」「そうですよね、でも、鯖街道は確か五月と言っていたようですが」
 姉も同じマラソン大会を二度走った私に親しみを感じたのかもしれない。そして胃を全摘した私を励ます意味もあるのかもしれない。女性の誘いを断るのはとても勇気がいるけど、ここはマイペース。パスしよう。ハーフまでなら気持ちよくお受けするのですが。
 Rさん「姉はジャガー横田にも似たところがあるのです」と言っていたのを思いだし、ちょっと不安。断ったりして大丈夫かなー。
 でもお姉さん、いつか十キロ、もしくはハーフを一緒に走りましょうよね。

     映画を見ました
 午前九時、開館を待ってチケット売り場へ。すでにたくさんの人が並んでいる。それも子どもずれが。「子どもずれで何を観るのかな?」と思いながら上映時間を確認する。それらしきものがわからない。私の順番がきた。「毎日かあさん、大人一枚下さい」もしかしたら。
          
 会場に入る。ああ、やっぱり。子どもがたくさんいる。小泉今日子さんが大きくうっているポスターを見てきたのかな。毎日新聞で連載している毎日かあさん。
漫画であり、子どもが登場するが、他の漫画と違い字数がとても多い。そして背景にアルコール依存症の問題が横たわっている。
 アルコール依存症故に引き起こす症状、問題を面白おかしく取り上げてあるが、人格の問題ではなく、病気ととらえて対処するというのが子どもには難しいかもしれない。
 でも登場する幼い兄妹の兄弟は父親が何をしようとあくまでも「父さん大好き」。治療の上で必要と思い、離婚するが、治療を終え退院するとまた一緒に暮らす。家族の愛情、絆の強さを感じた。
 ただ、子どもたちは母に絵本を読んでもらわないと寝ない。母は仕事が終わるとお酒を飲むのが習慣。どちらも譲れないのでお酒を飲みながら絵本を読んでやるシーン。何とかなりませんかね。依存症で苦労をしている西原さんだけにお酒を飲む時・場所、そして量には十分気をつけて。見ていて西原さんもこのままいくと依存症になるかもと少し心配しました。
 こんな文章を記している私ですが、先日鴨志田さんの「酔いがさめたら家に帰ろう」を飲みながら読みました。反省。反省。