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postheadericon 盛り上がりましたね(2018年05月19日)

2012 - がん友、皿海英幸さんのエッセイコーナー

     盛り上がりましたね(2018年05月19日)  皿海 英幸

 「ごめん、ちょっと待ってね」同僚と話をしていたら突然ケータイが鳴る。見ると知らない番号。出てみると私のエッセイ「スキルス胃がん卒業後に」を読んだので、取材したいと依頼の電話。相手は新聞折り込みのミニコミ紙の記者。翌々日の夕方リ・フレで会うことに。

 当日五月十日。「こんにちは。私、娘です」そうか、私がフルマラソンに初めて出場した際、取材してくださったのはお母さん。「母は『スキルス胃がん卒業後に』を涙ぐんで読んでいました」「そうなのですか。ありがとうございます」「そこで、紙面で取り上げてみたいのですが、がんになった当時のこと、最近感じることなどを中心に話を聞かせてください」

 記者の質問に答える形で話が進むが、とても気持ちよく話ができる。私の言いたいことを的確にとらえておられるから話しやすい。

 「実は私の兄は三十過ぎなのですが、甲状腺がんなのです」そういうことか。家族にがんの治療中の方がおられるから私のエッセイ、話に感動されたのだ。

 「甲状腺を全摘することになったのですが、『声帯が近くにあるから声が出なくなる可能性がある。もしくは声質が変わる可能性がある』と主治医に言われました。そこで、家族が集まり、カラオケに行き、ガンガン歌いました。そしてそれをビデオに録画しました。」「良かったね。我が家も抗がん剤治療が始まる前、「頭髪そして体毛が無くなるだろうからその前にということで家族写真を撮りに行ったのですよ。仮に亡くなったとしても遺影に使えるかもしれないし」「良いですね。くよくよしたってしょうがない。前を向いて歩きましょう」

 普段はやりたいことをしていてバラバラでもよい。イザというとき、どれだけの人がそろうか・団結できるか。それが家族の絆。

 良い取材で楽しく話ができた。紙面が楽しみだ。そして、今、作成している「スキルス胃がんを乗り越えて」記念Tシャツ、彼女にもサインしてもらおうかな。