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2012 - がん友、皿海英幸さんのエッセイコーナー

   講演会(2018年02月08日)  皿海 英幸

 「私が親しくしてもらっている岡山の教授、『今度吉備路マラソンに参加する』と言っていましたよね。その教授が私に『病気になってから今日までを講演してみないか』と声をかけてくださったのよ」利用者Kさんとごみ捨てに行った時の車中での会話です。

 「それでどう答えたの」と私。「『私にはできないと思います』と言って断りました。私が話し上手に見えますかね」「上手とか下手とかという問題とは少し違うと思うよ。人前で自分のことを話すといえばやりにくい・照れくさいと思う人がほとんどだと思う。だけどあなたが発症してからのことを話すということは、精神障害についてより多くの人に知ってもらう、理解してもらうということだと思う。同時に同じ障害の人に勇気を与えることになるかもしれない。その結果として障害者と健常者の垣根を低くすることになればいいと考えたらどうだろう。私も決して話し上手ではないけれど、求められれば自分のがん体験を話すようにしているよ。がん体験者に何らかの形でよい影響を与えればと思って。」

 「そうか、そう考えればよいのか。皿海さんの講演を聴いてから決めればよかった。府中で講演するときは私に連絡してね」

 「了解です。でも地元からはなかなか声がかからないものなのですよ。今年のRFLは尾道で行う予定だけれど、そこだと何らかの形で発言が可能かと思う」

 「そうなのだ。府中ではまだ予定がないのですね。そういえば岡山の教授『七十歳以上生きてきたのだから、これからは世の中のためになることに取り組みたい』と言っていた。皿海さん、がん患者、精神障害者のために頑張ってくださいね」

 「ありがとう」

 「私が年を取ったとき、『皿海さんとごみ捨てに行ったよな』とか『皿海さんと車の中でこんな話をしたよね』と思いだすのでしょうね」

 次も同じく利用者Kさんとの会話です。