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postheadericon 有意義な親睦会でした(2017年9月4日)

2012 - がん友、皿海英幸さんのエッセイコーナー

   有意義な親睦会でした(2017年9月4日)  皿海 英幸

 「へえーすごいですね。初日それも一時間半で定員(三十人)に達するなんて」「そうでしょう。定員に達しなかったら実行委員が受診しなければと思っていたのだけど」「値段も通常より安いけれど、小林麻央さんとか有名人の乳がんがテレビで取り上げられた影響もあるのかもしれませんね」「これが府中市のがん検診受診率向上につながればいいですね」

 九月十六日開催「素敵な女性でいたいから」だが、今年は乳がん検診車に来てもらい、マンモグラフィ検診を受けることができる。費用は四十歳未満千円、四十代九百円、五十代以上五百円と手軽な値段。予約期間初日ですでに定員を満たした。その間電話は鳴りっぱなしだったという。

 今日九月一日、「素敵な女性でいたいから 女性健康応援&がん検診啓発」実行委の内、がん関係者による打ち合わせ兼親睦会の冒頭での会話。参加者は実行委員長の竹本さんはじめ女性五名、男性私一人の計六名。「素敵な女性~」の行事なのになぜむさくるしい男性一人がと突っ込みを入れず、最後までお付き合いいただければ幸いです。がんに関する行事には喜んで参加しています。

 昨年私は「大切にする」というコーナーで自分のがん体験について語った。今年は体験談のコーナーは無くし、相談会場に控えていてがんの相談に来られる人の話を聞き、できるだけ寄り添うようにするという役回り。体験談だと、私のペースで進行するのだが、それでいいのか。不安や悩みを抱えてこられた患者のペースで思いを話してもらう方が良いのではという実行委の考え方。

 もちろん医師ではないので、医学的アドバイスは控えたい。私の体験に基づく心のありようとか、生活面のアドバイス、エピソードなどは必要に応じ、話をさせてもらうが、できるだけ聞き役に回りたい。

 さて、女性が五人集まっているわけだから、話は大いに弾んだが、私が特に印象に残った部分を私流に記してみたい。

 まずは「がんを克服した人は、自分を大切にする人、評価している人が多いよね」「そうよね、他人を気にせず自分の思いを述べたり、自分に楽しいことをしたりしなければ」「人と比較する人は自分のできていないところと相手の一番良いところを比較するのだから」「そうやってうつむいたり自分を傷つけたり。それはダメよ」「僕なんか、コンプレックスの多い人だけど『コンプレックスの多い自分が六十歳まで生きている。すごいな』と思って生きている」「そうじゃなければ」

 最近読んだ「うつ抜け」(うつ病を克服した人の記録)の中にも「自分を大切に」というのはある。ほとんどの病気に言えると思う。

 次に「がんになったからと言って、周りの人が特別扱いするのはいやよね」「そうそう。医学が発展し、治るがんが増えているのだから、いろいろな病気の一つと思って接してほしい」「映画やテレビのドラマががんといえば最後はなくなるシーンがほとんどというのも影響しているような気がする」「メロドラマばかりじゃないよね」私は余命宣告、五年生存率の数字を告知されたが、術後十一年を迎えられている。

 また「がんになり、我が子にどう伝えようかと悩んだが、いざ話しているとわが子は『その話、学校で習っているから大丈夫。治療がんばって』と言われた」成人の二人に一人ががんになると言われている。学校できちんと教えることが大切という考え方、運動があることは承知していたが、実際こういう形で効果が表れていると知り、うれしく思う。

 さて、私は胃を全摘手術以来、外食は苦手としているが、今回よく食べよく飲み大いに楽しむことができた。私が徒歩で参加できるお店を選んでくれた実行委員長、感謝しています。「皆さん、皿海さんの食べやすいものを注文しましょうね」「皿海さん、食べている?マイペースでいいからしっかり食べて楽しんでね」何かと私のことを気にかけ、こまめに声をかけてくれた隣席のSさん、いつもありがとう。消化管以外のがん体験者の女性、ほとんどの人が元気で明るく力強いですね。楽しんで食べられることは大切。「素敵な~」今年も皆さんと共に頑張ります。楽しんで成功させましょうね。