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2012 - がん友、皿海英幸さんのエッセイコーナー

   朝の職員ミーティングにて(2017年04月10日)   皿海英幸

 四月より、Kさんのわかば利用時間が増加予定なので、そのことについて朝のミーティングで触れさせてもらった。

 利用者Kさんは、木曜日の午前中ヘルパーさん利用でしたが、四月から利用時間が夕方となり、午前中もわかばを利用することとなりました。これはKさんの症状が落ち着いており、わかばでの生活にも慣れたので、より充実した生活を送りたいという本人の思い、そして結果として作業収入を増やしたいという思いの結果であり、前向きな姿勢だと関係者会議ではとらえています。

 そうはいってもわかば利用者・職員の中にKさんの利用時間増加を不安に感じている方がいるのも事実。そこでなぜ不安か、何が不安か具体的なものを聞いてみました。「あの人は根に持つから、しつこいから」という人が一人いましたが、ほとんどの方は「うーん、具体的にと言われればよくはわからない」「すぐには出ない」という対応でした。

 もしかしてこれは森田療法で言うところの「恐怖突入」ではないでしょうか。「恐怖突入」とは何か。

 まず、相手の人と親しくなりたいけれどうまくいかなくてもどかしさを感じているということ。相手に関心がなければ不安とか恐怖を感じないでしょう。マザーテレサはいみじくも「愛情の反対は憎しみではなく無関心」と言っています。

 そして、不安とか恐怖は逃げようとすればするほど、イメージが膨らむということがあります。逃げずに正面から接すれば「なあんだ、そうだったのか」ということも多いと思います。

 障害者に限らず、地域にだって一言多い人、何か嫌味っぽいしゃべり方をする人はいます。意識しすぎず、まずは利用時間が増えたことを評価し、朝会ったらはっきりとしたあいさつを交わしましょう。こちらが好意をもって接すれば、それを何とはなしに感じた相手が好意をもって返してくれるということは良くあることではないでしょうか。
 以上よろしくお願いします。