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2012 - がん友、皿海英幸さんのエッセイコーナー

    靴屋さんのお話し(2017年2月28日)   皿海英幸

 「胃を全摘しているので、人と競わないことが大切。マイペースで走ることができるのならマラソンもいいですよ」と主治医に言われている。そして年齢は六十歳余。そんな私は徐々に「スロージョグ」に移行することは大切と思っていたとき、「靴の選び方&スロージョグ」の話が聞ける催しがあるというので出かけてきた。

 場所は中国中央病院。二月十九日十三時より乳がん患者会「福山アンダンテ」主催患者交流会。講師は松下さん。それではいつものように印象的な部分を記してみたい。

 皆さんは靴を購入するとき、何を考えて選んでいますか。値段と答えた人、五千円以上の靴が良いですよ。あまり安い靴は品質が良くありません。履きやすさと答えた人、履いたり脱いだりがちょっと難しい方が良い靴といえます。だから靴ベラを使って履くのです。緩い靴は足が緩んで変形しやすく、良い靴とは言えません。足は小さい骨の集合体であり、繊細なのです。

 靴屋さんに行ったら、まず足のサイズを計ってもらいましょう。そして幅広かどうか。できれば筋肉の柔らかさも教えてもらいましょう。

 靴を選ぶときに注意すること。
*かかとの部分は硬くてしっかりと足を固定させるもの。
*クッションはほどほどに。柔らかすぎるものはダメ。
*ひもを締めた時、足の甲のフィット感が良いこと。
*つま先に1~1・5㎝のゆとりがあるもの。

 靴を履くときは
*かかとをトントンしてそろえる。
*つま先寄りの靴ひもをしっかり締める。
*ウォーキング中に、靴ひもを締めなおしてみる。

 靴は椅子に座って履くもの。靴を試着するとき、かかとを痛めると商品価値がなくなるので、必ず座る。

 ちいさなこどもさんこそ、成長に影響するので気を付ける。前ゴムの靴よりは、マジックベルトで調整できる方が良い。

 人間の身体は筋肉の七割が足にあり、歩くことにより血液循環が順調となる。ただし、時速5~6キロになると歩くより、走った方が楽。身体の負担が少ない。そこで「スロージョギング」という考え方が始まった。

ポイントは
①ニコニコペースで走る。1分間に180~200歩が目安。

②足の指の付け根で着地。できれば親指。日本人はガニ股気味の人が多いので靴の外側で着地が多い。

③顎は上げて目線は遠方に。

④口は明けて呼吸は自然のままに。

⑤一日の目標はトータル30分から60分。
室内でも走ることができ、テレビの前でテレビを見ながらゆっくり走っても効果あり。

 話を聞きながら、会場をスロージョグした。そして、私がジョギングを始めたころ、佐々木功氏が「ゆっくり走れば早くなる」という本を出版されていたのを思い出した。「ゆっくり走ることで体の末端にある毛細血管にも血液が循環するようになり、体全体を使えるようになることで身体能力が高まる」という内容だったような気がする。

 この靴屋さんには、昨秋、足の寸法を測ってもらい、靴を選んでもらった。今までの靴より小さいサイズの靴だった。靴を履くと、最初は「少しきついかな」と思うが、歩いているうちに気持ちよくなり、「いくらでもあるけるかな」という気にさせてくれる。

 ただし、靴の脱着のたびに椅子へ座り、靴ひもをほどいた状態で脱着というわけにはいかない。職場では利用者に後れを取ることはできないので、マジックベルトの靴で少し大きめのものを使用している。休日は選んでいただいた靴を楽しんでいる。

 よし、機会を見て、ジョギングシューズを選んでもらい、スロージョグをせいぜい楽しみたい。