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2012 - がん友、皿海英幸さんのエッセイコーナー

   新年会に行ってきました(2017年1月29日)   皿海英幸

 「昨秋行った『素敵な女性でいたいから』というイベントの反省会兼新年会をしましょうね」主催したTさんから連絡があった。「了解です。少しお酒が飲みたいからSさんの車で行こうかな」と連絡したところ「女性だから車を出してと安易に考えると嫌われるかも」と連絡あり。「ごめんなさい、貴重なアドバイスありがとうございます」と返事を入れる。

 だけど誓ってもいい、女性だからではなくSさんだからであり、「お酒が飲みたい」は照れ隠し。実行委・竹本さんのグループではSさんと私は新参者。まだ挨拶をしていない人もいる。そこで二人一緒の方がお互い参加しやすいと思ったのが事実。だけど、指摘された瞬間ドキッとしたのはSさんを女性として意識している部分があるのかな。

 さて当日。会場は歩いて十分余りの居酒屋なので一人歩いていく。「えっ!」部屋に案内されて驚いた。五人分の席が用意されている。なあんだ、これなら初対面の人がいたとしても心配するほどのことはない。胃を全摘して以来、外食というと何かと心配性となる私だが、今日は楽しめそうな予感。

 十九時を少し過ぎると全員がそろい、会が始まった。参加者だが、五人中四人が女性。私が唯一男性。女子会に招かれたようなものかな。「素敵な女性でいたいから」というイベントの反省会兼新年会。むさくるしいおじさんがいるというのが不思議。いや、私のことを皆さんが評価して声をかけてくださったのだと思えばありがたい限り。

料理は和食でコース料理。こういうのは気を付けなくては。定食なら一度に出てくるので、「これをこれだけ食べ、あれは少し残そう」と作戦を考えられるのだが、コースだとそうともいかず、ついつい食べ過ぎて調子を崩すことあり。

 偶然だが、五人中三人が障害者の利用する福祉施設職員。そこで、情報交換、支援の仕方等が話題となる。もう一人はピアノ教室の先生だが、障害を持った生徒、あるいは人とは少し何かが違う生徒が来ることがあるということで、私たちの話題に興味を示され、参加された。具体的内容は省かせてもらうが、障害特性を理解し、その人の良いところに注目する支援の大切さで意気投合といったところ。

 もちろん、イベントのことも話題に。時期としては府中市のがん検診の始まる前ということで、九月中が良いのでは。会場は、どこにでもあるような建物より、府中らしい風情のある「恋しき」が良いのでは。ただし、がんの治療中の方は、足元に不安な方もおられるだろうから、昨年のように会場の一番奥ではない方が良いのでは。また、和室で行ったが「できれば椅子に座りたい」と言われる方が多数だったので、その辺の配慮が必要。

 また、外のテントでは雑貨のバザー、ネイルアート、手相等、広範囲そして多数のコーナーがあったが、少し整理しては。イベントのパンフを作成し、広告を載せては等、様々な意見が出た。私は次回どのようなかかわりを求められるのだろうかと思いながら会話に参加させてもらった。

 「ちょっと休憩。全部は食べられそうにないから、もしよかったら私の分も食べてもらえたらありがたい」真向かいに座っているSさんに声をかける。「そんなこと言わなくても、持って帰り、家でゆっくり食べたらいいのに」と早速残った場合に備える折箱を店の人と交渉して取り寄せてくれた。

 Sさんといえば、持病があるわが子を育てる上で苦労したこと、子供に気づかせてもらったこと、そして周りの人に助けてもらったことなどを聞かせてくれた。
 
 年齢は若いのに、利用者をよく見てその人に合った声掛けを優しくしていると思っていたが、このような体験により、人としての幅あるいは奥行きができているからこその声掛けであり支援なのだなとなっとく。

 「えっ!もうこんな時間」私が就寝する二十二時を回っているが、女性たちは子供の学校のこと、家庭のこと、地域のこと、ラインあるいはSNS等話題が尽きることなく楽しそうに話している。こういうのを女子会というのかな。

 私がこういう場に呼んでもらえるのは貴重な体験だし、結構楽しめた。よし、今年は昨年の経験がある。気後れすることなく「素敵な女性でいたいから」というイベントに参加するぞ。