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2012 - がん友、皿海英幸さんのエッセイコーナー

   いつもありがとう(2016年12月13日)   皿海英幸

 「このタイミングか、絶妙だな。そういえば、広島国際平和マラソンの時もグッドタイミングでの応援メール。私のこと、すべてお見通しなのかな。単なる偶然とは思いたくない」

 十キロの部スタート時間は九時半、そしてSさんからの応援メールは九時過ぎ。そろそろ集合場所に移動しようかという絶妙のタイミング。確かどちらの大会もスタート時間は告げていないはず。もしかして私はSさんの手のひらで遊ぶ孫悟空か。

 さて、メールの内容だが、「仕事から解放された中で、楽しんで走り、無事十年目を終え、新たなスタートを切ってください。お土産より、お土産話を待っています。ファイト!」

 うーん、元気が出るな。よし、今回は彼女の言葉を真に受けて、お土産なしの手ぶらで帰ることとしよう。

 一晩ぐっすり寝て、走り終わって考えた。「お土産より、お土産話を」といったメールを送る同僚がいる職場って素敵だな。そう思うとお土産を買って帰りたくなった。「よし、今度の職員会議の際に使ってもらおう。そしてSさんのメールの要旨も披露させてもらおうかな」

 でも、せっかくのメール、Sさんの思いにこたえたいという気持ちもある。そうだ、お土産は店から発送してもらうこととすれば、私は手ぶらで気楽に帰ることができる。

 Sさんと言えば清掃・利用者の支援計画作成等コンビを組んで仕事をすることが多い。「お互い、足らないところを補い合うような関係になれたらいいね」と言ってきた。今年も本当にお世話になった。同時に「愛しのサツマイモ」のように、私生活でもアドバイスを、もらった。職場へのお土産だけでなく個人的なちょっとしたお土産を持って帰りたいな。例えば「サツマイモサラダには必ず魚肉ソーセージを入れる」と言っていたから明太子入り魚肉ソーセージとか。

 「お土産をあげたいと思う人がいる」そしてその人を思い浮かべながらお土産を選ぶ。このことが遠方のマラソン大会へ行った時の楽しみ方。

 よし、新たなスタートが切れそうだぞ。