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postheadericon ごめんなさい(2016年12月8日)

2012 - がん友、皿海英幸さんのエッセイコーナー

    ごめんなさい(2016年12月8日)   皿海英幸

 十二月三日(土)はリ・フレで福祉バザー化開催され、私の職場「わかば」も参加しました。バザーは二時まで開催され、その後物品の後片付けや洗濯など、午後も忙しく過ごすことが予想されました。だけど私は「午後、岡山で開催されるがんの学習会に参加するので、いつもの土曜のように、十二時になったらダッシュで帰ります。よろしくお願いします」と他の職員に伝えていました。そして実際、いつものように帰宅し、十三時十四分高木初のJRで岡山に行きました。

 だけど実際には「患者と医療者のコミュニケーション」と題する学習会は十八時から開催で、ダッシュで帰らなくても間に合うのです。ごめんなさい。

 ただ、久しぶりの岡山、学習会の前にデジカメ片手にジョグを楽しみたいと思ったのです。健診結果が良かったら、岡山市内をジョグするのが私の決め事みたいなものですから。

 「あっ、しまった!」岡山駅構内のコインロッカーの前に行ったときに気づきました。ジョギングシューズ、着替えのTシャツ、予備の下着などはあるのですが、ランニングタイツがないのです。確か駅構内・地下街にスポーツ店はなかったはず。「困ったな」

 よし、ダッシュだ。行先は駅からすぐのイオン。岡山のイオンは広い。やみくもに探しても時間と体力を消耗するだけ。インフォメーションコーナーの女性に尋ねる。「二階と三階にスポーツ店があります」と店内案内図を広げて印をつけていただく。「ありがとうございます」

 エスカレーターの右側を急いで歩き、二階へ。走れないのがもどかしい。「ランニング用衣料のコーナーはどちらですか」「ごめんなさい。この店舗では衣料品は扱っていないのです」

 またもやエレベーターで三階のスポーツ店へ。「ございます。あちらです」急いでいくとランニングタイツがある。「助かった」Ⅿサイズを確認しレジへ。急いで駅へ引き返し、着替えを済ませると、荷物をコインロッカーへ。やれやれ、ジョグを始める前から大分走り回って若干疲れたみたいだ。学習会までの時間もあまりないぞ。

 気を取り直し、駅西口へ向かう。西口を出るとまずは岡山県総合グランドへ。ここはケヤキ、イチョウが色づいているときはとてもきれい。それにジョグにうってつけのコースもある。ただ、何年もここでジョグを楽しんでいるが、コインロッカーを見かけたことがない。運動公園だけに、コインロッカーがあれば楽しみ方が広がると思うのだが。

 時間の関係で早々と運動公園を後にし、岡山大学(津島)を目指す。ここも木立の多いキャンパスだが、もう日差しが陰り始め、木立を写真にとってもきれいに写らないかもしれない。でもここもジョグを楽しんだ思い出の地。スピードを上げ、目的地に着くと急いで写真を撮る。

 急いで駅へ引き返す。十八時から会議開催、着替えて食事を済ませていくのならもう時間があまりない。できれば少し早めに行き、主催者の一人、希望の会(スキルス胃がん患者会)轟会長に挨拶し、少しは会話を楽しみたい。

 しょうがないなあ、帰りの道は所々でスピードを落とす。焦ってはいるのだが、岡山駅に着いてから、私のミスとはいえ、あれやこれやばたばたとしてしまい、ペース配分がでたらめ。スタミナ切れになる可能性も考えなくては。

 十七時前、無事駅に帰り着替え。食事を済ませ、学習会に参加しました。

 後日聞くところによると、バザーの片付けのため、十六時まで引き続き勤務した職員がいる。そんな中で個人的な思いを優先してダッシュで帰り、本当にごめんなさい。でも、バタバタしたけど、楽しく充実した日でした。

 前回のエッセイ「貴重なアドバイス」にあります「皿海さんはもっと自分の失敗談を語ったら」を意識し、ランニングタイツを忘れたことを中心に記してみました。読んでホッとしていただけたら幸いです。