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2012 - がん友、皿海英幸さんのエッセイコーナー

   気が合いすぎるのかな (2016年9月29日)   皿海英幸

 両親の年齢は九十歳前後。最近衰えが目立ち、体調不良な日が多くなっている。そこで近くのアパートに住んでいた私は両親と同じ本宅に住むようにしている。

すぐにすべてをたたんでとはいかないので、妻と娘はそのままアパートで暮らしている。ただし、わたしが勤務の日の弁当は妻の手作りだ。

 ある朝、朝食にと野菜たっぷりの味噌汁、そしてニンジンしりしりを作る。宮崎あおいが最近CMしているからというより、ニンジンとシーチキンの絡んだ味がおいしいと思う。白いご飯の上にニンジンしりしりを大目にのせて食べるのが好き。

 さて、弁当箱にご飯(0・5合)を詰め、アパートに持参。私が昨日の日記(認知症予防のため遅らせている)を書いたり、コーヒーを飲んだりしている間に妻が弁当箱におかずを詰めてくれる。

 簡単な打ち合わせをして帰宅。弁当のごはんの上に残っているニンジンしりしりをのせ、リュックにつめる。

 「えっ!」十二時過ぎ、弁当箱を開けてびっくり。妻が作った今日のおかず、ニンジンの煮しめがたっぷり入っている。妻も私も今日のメーンはニンジンか。気があったな。

 買い物の段階で打ち合わせをした方が良いと思い、極力休日は妻と一緒に買い物に行くよう心掛けている。

でも、間に買い足す時は忙しい合間を縫っていくので打ち合わせないことが多い。それに「これから買い物に行くけれど、何か買ってほしいものがある?」と突然言われても戸惑い、即答できないことが多い。妻は適当に見繕い、本宅とアパートの食材を買う。私も、自分が調理するときは自分で食材を買って帰る。そんな時、同じものを買うことがしばしば。
 うーん、こういうのも気が合うからということかな。うれしいようでもあり、困ったようでもある。