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2012 - がん友、皿海英幸さんのエッセイコーナー

    女子会に招かれて(2016年7月17日)   皿海英幸

 「皿海さん、迎えに行きますから一緒に行きましょう。待ち合わせはどこがいいですか?」「わかりやすく、駐車しやすいという点ではリフレですね。玄関付近で待っています」ということで、七月十五日(金)十八時過ぎリフレ玄関に立つ。ほどなくやってこられたTさんの車に同乗する。

 Tさんは自身のがん体験を生かし、府中市内で医療用帽子のお店を経営されている。「二人で協力し、府中市でがんに関する行事を開催できたらいいね」と話し合っていた。日ごろメールでのやり取りはあるが、直接会話するのは久しぶり。会話を楽しみながらのドライブで、思ったより早く駅家のしゃれたお店に到着。

 ここで、NさんFさん二名の女性と合流。結果女性三名男性一人、いいのかな。

 まずは自己紹介だが、Nさんは「皿海さんのエッセイ、インターネットで読んでいますよ」場の空気が和らぎ親近感を感じたが、実物に会わない方が、読後感が良いのではと思う。

 Nさんはがん体験を語るための研修を受講され、終了された方。「へー、そんな研修もあるのですか、後日指導を仰ごうかな」我流で気が向いたままスピーチをしている私は恐縮。

 Fさんは呼吸法の教室をされている。自身が大病をされ、そこで出会ったのが呼吸法。「呼吸を見直すだけでこんなに楽になるのなら、ほかの人にも伝えたい」ということで教室をされている。がん治療の一環として「西野式呼吸法」を習ったことのある私は彼女にも大いに興味を持つ。

 早速料理を注文。定食ではなく、一品料理をたくさん頼み、みんなで分け合って食べることで品数多く楽しもうということに。胃のない私にとってはありがたい。自分のペースで食べやすいものをマイペースで食べていればよい。雰囲気が良いからと、ペースを上げないことが大切。

 さて、今日集まった四名の目的は何でしょう。十月十六日(日)府中市の「恋しき」にて、「がん検診啓発活動&女性向け健康応援イベント」を開催するための顔合わせと打ち合わせ。えっ、女性向けイベントに無骨な私が参加してもいいのかな。まあいいか。最近は乳がん患者会の方とも交流があり、女性と接する機会が増えたことだし。

 Tさんが発案者で、実行委の中心メンバー。Nさんと私はがん体験発表者としての参加。Fさんは呼吸法の体験コーナーの担当。「無理せず、自分たちも楽しめるイベントにしましょうね」「単発で終わらず、続けられるイベントにしましょう」「府中では、最初の一歩を踏み出すのが大変だけど、頑張りましょう」等、当日に向けて初対面にもかかわらず盛り上がる。

 「会場の規模からして、団体に呼び掛け、動員するのではなく、一人で、家族でがんを抱え、躊躇している人に来てもらえるといいね」「そんな人たちが会場に来て、孤独、孤立から解消され、現状より少し笑顔や元気、健康への意識をプラスにしてもらいたいよね」

 ところで私は岡山、広島、そして三次と他の都市では招待され、がん体験発表を行っているが、地元のイベントでは初めて。楽しんでそして張り切って参加したい。

 「皿海さん、遠くまでは聞きに行けないから、地元でスピーチする際は私に声をかけてね。聞きに行くから」と言っている人が数名いる。そんなところから情宣を始めてみようか。

 同僚のSさん、親戚のおばあちゃんががんの治療中とのことだが、「私、皿海さんの応援に行きたい。他の時間はイベントの何かお手伝いができたら」とすでに意思表示している。

 ところで、がんになっていいこともある。本日のように素敵な出会いがある。そしてがんを通じて知り合った人とは「生きるとは」「死とは」ということをまじめに論じることができる。

 今日も大いに盛り上がり、いつもだと二十二時就寝の私が二十三時に帰宅。でも疲れを感じることない充実した時間だった。

 十月十六日のイベント、成功させるぞ!