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2012 - がん友、皿海英幸さんのエッセイコーナー

    サテライト会場へ行きました(2015年11月15日)      皿海英幸

 「もうすぐ『がん患者大集会』ですよね。広島県のサテライト会場はどこでしょうか」十一月に入るとリレーフォーライフ広島メーリングリストを使い、質問した。私が参加するのはおそらく中国中央病院だろうと思っていた。だけど、全国規模の大集会であり、浜中先生が責任者なのに、メーリングリストで話題にならないことに違和感があり、質問した。

 「皿海さんは中国中央病院に参加されては」浜中先生、中国中央病院職員さんからすぐに返事をいただき感謝。メールのやり取りを読み、関心を持つ人が増えればいいのだが。でも、インターネットを使用していない人は「がん患者大集会」の情報を得ることができるのかな。内容のある大会だけに、より有効な情宣方法を考えてみたらと感じた。

 さて、「第十一回がん患者大集会 命に希望をpart2 がん対策基本法改正に向けて」は十一月十五日(日)がん患者団体支援機構主催で開催された。

 早めの昼食を取り、サテライト会場に。「皿海さんいらっしゃい。お待ちしていました」病院職員さんが親しく声をかけてくださった。RFL広島で何回かお会いした人なので安心と親しみを感じる。あいさつを終え、席を確保する。「ごめんなさい、アンダンテ(乳がん患者会)さんに挨拶をしてきます。あちらの会長にも声をかけていただいたので」「わかりました。皿海さんは人気者だから」隣室で福山アンダンテ主催の講演会がある。

 「いらっしゃい。お元気そう」「少し時間があるでしょ、お茶を飲んでいったら」懐かしいお姉さまたちに取り囲まれる。私、女性は苦手で通してきたはずなのに、いいのかな。RFL・ばら祭り等一緒にがんの啓発活動をしているのだから、異性というより友達みたいなものかな。少しの時間、リラックスさせてもらおう。

 十三時、大集会午後の部が始まった。
講演④「切らずに治す~最新の放射線治療~」
    鈴木義行先生 福島県立医科大学 
講演⑤「免疫治療がもたらすがん治療の未来」
    玉田耕治先生 山口大学大学院
講演⑥「がん切除後の失われた機能と形の再建」
    光嶋勲先生  東京大学大学院
講演された先生によるパネルディスカッション
尚、講演①②③については午前の部で行われた。

 ここで講演内容のポイントを要領よく記せばいいのだろうが、それは私の力量では難しい。聴いているときは「大体わかったかな」と思ったが、文章として記すとなると記憶があいまいな部分があり躊躇する。簡単なレジュメでも手元にあれば違うだろうが。

 ただ、今回光嶋先生の話は特に印象に残った。「切除された部分、機能の回復だけでなく、見た目も大切。むしろ治療前より美しくと思っている」がん患者はメンタル面も大切。20分の1ミリの血管をつなぐことができる技術、器用さで見た目も回復してもらえると知れば治療に対する意欲・効果がずいぶん上がるのではと期待できる。そして、治療が終わり、社会復帰する際には役立つと思う。

 先生は、指の爪がないことに劣等感を持っていた女性が、爪を再建した後、間もなく結婚した例を挙げられた。とても喜ばしく、明るい話だと思う。

 大会アピール文はわかりやすく、大切なことが含まれていると感じた。がん治療、がん患者の置かれている状況、まだまだ厳しい部分もあるが、患者が発信することにより、着実に前進しているように感じた。

 「皿海さん、今日はありがとうございます。また来年もがん患者大集会の際は来てください。お会いできることを楽しみにしています。なお、この病院では『がん患者サロン』も開催しています。都合がつけばそちらにも参加してみてください」病院職員さんに声をかけていただく。がんサロン、平日だと難しいが一回くらいは参加してみたい気がする。

 秋の休日を今日も有意義に過ごすことができたと思いつつ、家路についた。