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2012 - がん友、皿海英幸さんのエッセイコーナー

   自己治癒力を引き出す実践項目
 「がんが自然に治る生き方 ケリー・ターナー著」がんを患っている人に取り、とても魅力的な題名の本ではと思う。副題は「余命宣告から『劇的な寛解』に至った人たちが実践している九つのこと」とある。
 著者はハーバード大学卒業、カリフォルニア大学バークレー校博士。がんが劇的に寛解した1000以上の症例報告論文を分析し、100人以上にインタビュー。そこから得られた重要な役割を果たしたと思われる要素をまとめた本という紹介がある。それでは早速九つの実践を記してみたい。
①抜本的に食事を変える。
・砂糖、肉、乳製品、精製した食品を大幅に減らすか、全く摂取しなくなった。
・野菜と果物を大幅に増やした。
・有機(オーガニック)食品を選ぶ。
・浄水器の水を飲む。
②治療法は自分で決める。
・受け身にならず、自分で行動する。
・自分の意思で人生を変える。
・他人の批判に屈しない。
③直感に従う。
・外部の情報が間違っているかもしれない。
・人間の動物としての直感は、使わなければ鈍ってしまう。
④ハーブとサプリメントの力を借りる。
・ビタミン剤やハーブのサプリメントが目指すのは、身体の免疫システムの強化によるがん細胞の除去。
⑤抑圧された感情を解き放つ。
・どんな感情にも長く執着しすぎるべきでない。感情は、波が海辺に打ち寄せるように身体の中を流れていくのがいい。過去のことを引きずらない。
⑥より前向きに生きる。
・一日の初めに笑う、または感謝の気持ちを持つ。
・メディアを視聴する時は注意する。
・一緒にいて楽しい人と付き合う。
・活動的になる。
・寝る前に「今日は、五分だけでも幸せな時間が過ごせたか」と確認する。
⑦周囲の人の支えを受け入れる。
・愛は身体を治癒に導く。
・「孤独感」は治癒の敵。
⑧自分の魂と深くつながる。
・「魂」とは、身体を通して感じる「無償の愛」についての体験。宗教の枠組みだけでとらえるのではない。
⑨「どうしても生きたい理由」を持つ。
・心が身体を導いていく。
・自分の使命を見つける。
・生きる意欲が死への恐怖を打ち負かす。
 以上だけど、参考になる点があっただろうか。もちろん人により、体力、症状、家庭環境等違うので、共感する部分、できない部分があると思う。私のケースで考えてみたい。
 ①の食事が大切ということは多くの人が述べているし、重要だと思う。だけど、無添加、無農薬、無精製の食品はスーパーの特売場では扱っておらず、高価になる。そして家族がいる場合、今までの食習慣、好みもあり、大きな変化は難しい。そこで例えばご飯だが、白米を研いだ後、少量の玄米あるいは雑穀米を少し落として炊いている。すべての食材に気を配るのは難しいが、調味料それも味噌にはこだわっている。高くつくが無添加の府中みそを使用している。
 このようにすべてを実践しようとせず、自分なりに解釈し、取り入れやすい部分から実践していけばいいと思う。著者も②治療法は自分で決める。③直観に従う。と記していることだし。
 ところで⑥より前向きに生きる。の中に・メディアを視聴する時は注意する。というのがあるが、イスラム国のニュース、ウクライナ情勢のニュース、国内では殺人事件等最近は気持ちが暗くなるニュース、理解しがたいニュースが多いように思う。現実から目をそらすのがよいことではないが、症状が不安定な人はしばらくニュースを視聴するのを休むこともありではないかと思う。残念ではあるが。