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2012 - がん友、皿海英幸さんのエッセイコーナー

   人相
 先日、神辺のエーガル8シネマズに映画「柘榴坂の仇打ち」を観に行きました。「えっ!」以前来た時は窓口で入場券を購入しました。今回は券売機でとなっていました。
 戸惑いながらも、機械の案内に従い画面にタッチしていました。「六十歳以上割引券」というのがありました。「ただし、入場の際、免許証等年齢が確認できるものを提示してください」とあります。「しまった。免許証を持参していないぞ」今日は電車できました。
 「しょうがない。一般入場券にしよう」とそちらにタッチしかけたとき、思い出しました。「昨日病院へ行ったから保険証ならあるはず。それを提示しよう」
 券を購入し、入場しました。係の人は半券を取るだけで何の提示も求めません。ほっとしました。でも私の顔が見るからに六十歳を超えていると思ったから求めなかったのでしょうか。頭ははげているし、顔のしわはあるし、若若しい顔とは思わないけど、ずいぶん失礼な話です。
 「待てよ」六十歳以上に見えたというより、誠実そうな顔に思えた、「この顔がうそをつくはずがない」と係の人は思われたのでしょう。よし、気持ちよく映画が観られるぞ。

   体重の増加

 私の体重ですが、胃を全摘して以来五十一キロを基準としています。増減しても一キロの範囲にとどまっています。「私がおいしい料理を食べさせていないように思われたらいやだからもう少し太ってよ」と妻はいいます。医師も「もう少し太ったほうが、基礎代謝が増えるからいいですよ。ただし、血糖値を上げない様に太ってください」と難しいことを言われます。ちなみに私の体脂肪率は十%です。
 さて、十月二十三日、月に一度の内科受診に行ってきました。「体重五十三キロ」看護師が言いました。五十三キロとは術後初めてです。
        
 帰宅後、妻に報告しました。「よかったね。やっぱり太れるのだね」笑顔の妻。「あのね、腰痛からくる神経痛でこの一カ月は全くジョギングをしていないのだよ。食べて動かない生活なら太るよね」「そうかー」笑顔が消えました。
 平凡な日常生活を送っている家庭では、些細なことでも話題になるし、一喜一憂するということですね。ところで月に一度の内科受診ですが、これは血糖値の検査のためであり、数値に変動があったときは指導を受けています。

   何か変ですね。
最近、テレビのCMで気になっているのがあります。
 「お酒を飲んだ翌朝、すっきり起きられない」「以前より酔いやすくなり、二日酔いをするようになった」そんなあなたにお勧めなのが○○成分配合の□□です。今なら特価でお届します。そして「よし、気持ちのいい目覚めだ」というもの。
 これ、おかしいと思いませんか。薬を飲むより、まずはお酒を減らすことが先でしょう。身体の異常は身体のサイン。今までの生活習慣を見直し、無理をしているところがあったら修正してほしいということでしょう。身体の内面あるいは心としっかり対話するチャンスだと思うのですが。
 薬を飲んですっきりしたとしても、それは対処療法でしょう。すっきりしたからと暴飲暴食(今の自分にふさわしくない食事)を続ければ、もっと大変なことになるかもしれませんよ。