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2012 - がん友、皿海英幸さんのエッセイコーナー

   ワックス清掃に関する話
 ○絆を深めたい
 先日リ・フレの一室をワックス清掃しました。今回は剥離洗浄をした上でのワックス塗布としました。剥離とは、塗り重ねたワックスの層をすべて取り除き、地肌を磨きます。その後ワックスを一層から重ね塗りをします。通常のワックス清掃より工程が多く、労力も掛かります。そのうえ剥離剤を使用すると足元がずるずるし、滑りやすく転倒の危険性があるので網状のカバーを靴に着用しての作業となり、気を使います。
 だけど仕上がりが見違えるほどきれいになり、達成感があります。同時に一緒に作業に従事した者の間にきずなが深まったような気がします。
 今回の剥離洗浄に参加できなかった職員Rさん・Ⅰさんに声をかけてみようかと思います。「次回の機会には貴女と絆を深めたいと思っています」

 ○甘いな
 先日土曜日、リ・フレの某事務室をワックス清掃しました。翌週の月曜日、「ずいぶんきれいになっていました。ありがとうございます」某事務所の職員さんに言われました。
 一緒に作業をした利用者にこの話を伝えれば喜び、ますますやる気が出るのではと思い伝えました。「皿海さん、甘いな」という返事がありました。「『僕たちがきれいにしたのだから、今後は汚さない様に使って下さい』と言えばよかったのに」
 ちょっと待って。汚さない様に使い、いつもきれいだったら、私たちがワックス清掃をする意義が薄れるのではないかな。使っていると少しずつ汚れていくから私たちのワックス清掃という作業が成り立ち、収入となるのです。
 某事務所の名誉のために記しますが、職員は毎日朝夕箒で掃き掃除をしています。ただ、最近は机の下にパソコン等のコードが伝わっており、掃き掃除だけではほこりが取りきれないのは実情です。私たちはブローしてから清掃をするので、とても汚れているように感じるのです。
 ○養生テープの跡
 剥離洗浄をする場合、ロッカー・書棚等が剥離液で汚れないように養生テープで保護します。作業が終了すると養生テープをはがします。するとロッカー等の前にテープの幅(一センチくらい)だけ洗浄していない部分が見え、他の床と色の違いが目に付きます。「これ、何とかならないのかな。このままでいいの?」利用者あるいは職員に聞かれることがあります。そこで清掃用品を納入している業者と話し合い、確認しました。その結果を記します。
      
 基本的にはそのままでいいのです。その部屋の持ち主が「気になるからきれいにしてほしい」という意向であれば、通常のワックス清掃とは別の契約となります。その場合の作業手順を記してみます。
・養生テープは床でなく、ロッカー等の最下部に貼ります。
・剥離洗浄液を塗り、ポリシャーという機械で洗浄するのですが、通常のようにロッカーぎりぎりまで使用すると液がロッカーの下へ沁み込みます。そこでポリシャーは手前までの作業とする。
・ハンドパットでポリシャーによる洗浄ができなかった部分を磨きます。
・ハンドパットで磨いた部分をタオルで拭き取りながら、汚れを確認する。
・養生テープをとる
・その後しっかり乾かしてから、ワックスを塗布する。
 以上のように手作業による部分が増えるので労力が増します。特別な部屋でない限り、持ち主はそこまでは求めないことがほとんどです。