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postheadericon やれやれの土曜日

2012 - がん友、皿海英幸さんのエッセイコーナー

   やれやれの土曜日    皿海英幸
 私の職場は第一・第三土曜日半日出勤となっています。だから第四土曜日の六月二十二日は本来休日です。ところが「すばる後援会総会」が行われるため、事務局員である職員は出席となりました。
 打ち合わせ後、まずは会場づくり。リ・フレ三階パレァホールに椅子を並べます。ステージ下の倉庫から椅子を積んだカートを引き出し、椅子を並べようとしました。椅子を無理やり詰め込んでいたみたいでなかなか出せません。「一脚出しさえすれば後は楽なのだけど」と思い、力任せに一脚引っ張りました。「うっ!」椅子は出たのですが、腰に違和感が走りました。
 「ギクッとはいってないから大丈夫だろう」と思いながら、呼吸を整え、腰を回してみました。「この程度なら今日無理をしなければ大丈夫」
 以前の職場である製材所勤務時代は何回もギックリ腰をしているのでおおよそどの程度かということが判断できます。
 大丈夫とはいえ「土曜日出勤なのだから、日曜日は遠出して知らない町でジョギングをしよう。それが私のストレス解消法」という計画は断念したほうがよいでしょう。残念です。
       
 腰痛になると、普通に歩くこと、ジョグすることがとても幸せなこと、楽しいことだとよくわかります。今回、準備体操をせずに作業開始をし、不用意に力を入れてしまった。胃の手術以来、「生かされた命を大切に、ていねいに生きたい」という思いとは反する行為を行ったのだからしょうがないのでしょうか。
 だけど、手術後七年目だというのに、食事中辛いことがまだ多々あります。その都度生きることの大切さは考えているつもりです。今回の腰痛、軽く済めばいいのですが。
 後日談。 日曜日は外出を控え休養に専念。火曜日からスロージョグを再開することができました。でも、遠出してのジョギングは出そびれて、まだ出そびれて出来ていません。
    先延ばし
 梅雨の時期だからしょうがないのかもしれないが、うっとうしい日が続いている。こんな時は気持ちも湿りがち。「気分転換に趣味のエッセイでも記すか」と思うが話しの種が見つからない。そもそも順番が違う。「書きたい」と思うことがあったときに記すのが自分流。
              
 「えっ!これはいいや」久しぶりに気持ちよく笑った。フェイスブックに以下の文章が記してあった。
「帰りが遅くなった日に、あすバリバリ仕事があるにもかかわらず、『明日休みでよかった!』と宣言するのが医局で流行っているみたい。とてもよいフレーズなので頻用することにしました。でも、朝寝坊に注意!」相手は難病者の会で知り合った女性で当時は医学生。
 私はがん治療のため、大学病院へ入院したことがある。医師は早朝から夜遅くまで献身的に働いていた。また、患者に見えないところでは最近の論文に目を通す等、学習や研究をされているものと思う。そこで主治医に思わず言ってしまった。「先生、お願いです。私の手術の前日だけは早く帰って、家でくつろいで下さいね」主治医は苦笑していた。
 それはさておき、気に言ったフレーズなので、ぜひ私も使ってみたいと思った。幸い翌日は水曜日、毎週水曜日は唯一残業を行う日。
 「よし!今日例のフレーズを使うことにしよう。『休むなら、休暇届けを出してからにして』なんて野暮なことは言わないでほしいな」気合を入れて出勤。ところが諸般の事情により、本日に限って「残業しなくていいです」と管理職に言われ定時で退社。
 まあいいか、楽しみは一週間伸びたと思えば。来週こそきっと宣言するぞ。