2009メインメニュー

postheadericon 笑顔の秘密

2012 - がん友、皿海英幸さんのエッセイコーナー

    笑顔の秘密      皿海英幸
 「金曜日は研修旅行の日。昼食も含めてセットになっているので、弁当はいいよ。朝、少しはゆっくりできるね」妻に伝える。「分かった」はじけるばかりの笑顔で返事をする。
 うーん、やはり負担になっていたのかな。「父さんは洗濯・掃除、家事が自分でできる人だから、私がしてあげられるのは食事くらい。弁当は私が作ってあげる」と常々言っていたのだが。
 「負担に感じるときは給食弁当を注文してもいいよ。私も気分転換になるし」といえば「給食弁当は三百六十円、私が作れば二百円。作ってあげるよ」といっていたのだが。
 もっとも最近職場・家庭で忙しい日が続き、寝不足気味だったからかもしれない。
 旅行の料理は二千円近い洋食ランチ。胃全摘で総入れ歯の私には高価な洋食より二~三百円の弁当が安心だ。

        

   ある茶話会にて
 定年を過ぎてパート勤務だった同僚が今年度での退職が決まった。「有給休暇を使って、少し早めに退きます。送別会はいいですよ」と言われ、戸惑った。
 「そうはいっても」と最終日、ポケットマネーをはたき近くの洋菓子店でロールケーキを購入。「今いる職員だけでも一緒にお茶を飲みましょう」と夕方声をかけてみた。「ありがとう」と応じてもらえた。「じゃあ、私が準備をします」とRさんがロールケーキを持って台所へ。
        
 しばらくして私も台所へ。「えっ!」Rさんではなく、退職される方が切っている。私がきちんと人数を把握せず、一本だけ買ってきたため、うすく切らなくてはいけなくなり、ベテランでないと難しいようである。
 これでは安心して退職できないかもしれませんね。それとも最後まで存在感を示すことができ、よかったのでしょうか。

    日記帳
 私は日記を朝記している。前日にあったことを思い出しながら記すことは脳に程よい刺激を与え、老化を遅らせると聞いたことがある。
 「あれ、何か変だぞ」日記を記していて違和感あり。前後のページをぱらぱらとめくる。「あっ、そうか」私は「三年日記」を使用している。そのため二月の最終日が二十九日となっているのだ。うるう年は四年に一度だが、今回の日記帳はうるう年の準備もしてある。それに気づかず、三月一日の日記を二月二十九日の欄に記入してしまった。そこからずれ始めたための違和感。気づいてみれば「なんだよ」もう少し注意力が必要かな。