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2012 - がん友、皿海英幸さんのエッセイコーナー

  もっと残さなくちゃあ
 「今日、職場でクリスマス会があったのだけど、食事をしていたら辛くなった。シチュー・唐揚げ・生クリームたっぷりのケーキとこってり系が多かったからかな。もちろん持ち帰りができるものは残そうと思い、タッパー持参だったのだけど」と私。「お気の毒に。でもそのメニュー、クリスマスでは当たり前のメニューよね。他の人は寒い時期にこってり系で栄養をとれば元気が出るのだけどね」と妻。
 「私はもしかして反対のことをしているのかな。『お花見弁当』は断って時前の弁当持参、『クリスマス会』は皆と同じメニューで辛い思い。反対の方がいいのかもしれない」「そうよね。お花見だと煮しめとか和食系というイメージがあるよいね」「でもね、安い弁当だと揚げ物がメイン料理というケースもあるよ。それにクリスマス会のパーティで自前の弁当で参加というのも勇気がいるよ」
 どちらにしても食べやすいものだけを食べ、他は残せばいいのだが…。「残したらつくった人に申し訳ない。全部食べなさい」といわれて育った世代。決して裕福とはいえない家庭だったし、残すことに多少罪の意識もある。そのため、つい「もう一口は食べなくちゃあ」と思い、その一口で辛くなる。でも、私は胃を全摘している。割り切って今以上残すことにしよう。

天気予報
 「あすは冬型の気圧配置となり、寒くなります。最高気温は○℃で真冬並みの寒さとなるでしょう」テレビの天気予報で行っている。最近の予報は予報士に若い女性を起用しているケースが多く、好意的に聞いているのだが、ちょっと気になる。今は十二月下旬。「真冬並み」と表現知るのが適切なのだろうか。今が真冬そのものなのに「なみ」を付け加えるところに違和感がある。
 こだわらず、笑顔を楽しめばいいのに、損な性格だな。

  知らない郵便物
 「何だろうこれ」少しふくらみのある郵便物。差出人は静岡県の企業だが、全く心当たりがない。封書の端に「鮫のエキス」と記してある。「試供品かな」と思い封を切る。「あっ!しまった」中のナイロン袋にはエキスと振込用紙が入っている。私が注文したことになっているが、全く心当たりがない。私は民間療法的なものにほとんど興味はない。代金は千円。「封を切ってしまったからなあ。千円なら仕方がない。払おうか」と一瞬思う。でも、本当に今回だけだろうか。味をしめて続けて送ったら面倒だ。何らかの形で意志表示をしておきたい。
 封書に記してある「お客様窓口」に電話をする。「もしもし、注文していない品物が届いて困っているのですが」「申し訳ありません。明日運送業者に生かせて回収させてもらいます」驚いた様子はなく、淡々と事務的に応じる。「すみませんが何かと思い、封を切ってしまったのですが」「中の袋を切っていなければ大丈夫です。封を切ったところはセロテープでとめて置いて下さい」手慣れた口調。もしかしたら「封を切ってしまったからしょうがない。千円だし今回だけは払おうか」といった人が多数いて、それを狙っての行為なのだろうか。
 「名簿業者」というのがいて、名簿が高く売れるということは聞いたことがある。自分が当事者になると不気味さを感じる。知らない人からの郵便物、いわゆるダイレクトメールは慎重に対処しよう。そしてこういった手口の企業にもうけさせてはいけないと思う。