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2012 - がん友、皿海英幸さんのエッセイコーナー

   バイキング料理を食べながら
 「良くも悪くも特に変化はないようです。これなら一年に一回診察すればいいでしょう。」広大病院眼科の医師に言われた。あれから一年十月十九日、今年も受診に。
 診察が無事終了し、院内の食堂へ。ここは六百円のバイキングが有名で、テレビで紹介されたことがある。食券を買い、選んだ料理を食べ始める。
 隣に姑と息子夫婦らしき三人が座った。姑は食事を始めるが、息子や嫁が選んだ料理を見ると「私もそれが食べたい」その都度嫁は嫌な顔押せずに取りに行く。
 「これ、おいしくないね」と姑。どうもわがままな人のようだ。「あんたの口が今日は変なのだろう。自分はおいしく食べている。黙って食べたら」と息子。いいぞ!
 初老らしき夫婦がやってきた。「あなたはここにいればいい。私が選んできてあげる」と妻。手持ち無沙汰の夫。「あなたにはこういう組み合わせはいいのよ」と料理が乗ったお盆を持ってきた妻。やれやれ、この夫婦、奥様が先に亡くなったらどうするのだろう。バイキングくらい自由に選ばせてあげなさいよ。健康管理は奥様の手料理の際に。
 お皿にてんこ盛りの若い男性。控えめな盛り付けだけど何回も取りに行く男性。バイキングは人柄、人間模様が推測されて観ている分は楽しいですね。
 オッと、私もだれかに観察されているかもしれない。胃を全摘しているので量は食べられない。全ての料理を一口ずつ食べるように考えている。そして途中、休憩をしながらゆっくり食べる。かなり、変わり者に見えているかもしれないな。








   失礼しました。
 先日職場の研修ということで東広島市に行きました。インターを降り、中心部に行くと酒蔵の煙突が並んでいる地域があります。しかも煙突はレンガ造りで風情が感じられます。
 煙突に記してある酒蔵の名前を職員Mさんが読み始めました。「ハクボタン 白牡丹」「カモツル 賀茂鶴」「あれ、今の何だっけ」「キレイ 亀齢 貴女のこと(綺麗)」と私。あれ、自然に出ちゃった。思わず噴き出している人がいるが決して受け狙いではありません。もしかして私の潜在意識が発言させたのかな。いやはや、潜在意識はいつ、いかなる形で表れるかわからないのですね。
 「無理しなくてもいいのですよ」とMさん。前方の席なので表情はわかりません。ごめんなさい。多数の人たちがいるところで突然言われればどんな反応をすればいいのか戸惑いますよね。素直に自分の感情を表現できないケースだってありますよね。失礼しました。