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2012 - がん友、皿海英幸さんのエッセイコーナー

   効果があればいいのですが   皿海英幸
 「ちょっと待って、これは何!」思わず声をあげたくなったが飲み込んだ。「ここは府中じゃあない、三次だ、冷静に」パワーポイントで映し出されたグラフだと、広島県の乳がん受診率は24・9%。府中市は12・1%で県下の自治体では最下位。これでは講演会の要旨をエッセイ風に記さざるを得ない気がした。府中市でがんに関する行事を行っても参加者が少ないとは感じていたが、まさか近藤誠氏のファンが多いというわけでもないだろう。今回の文章をきっかけとして多少でも関心を持ってもらえればよいのだが。それともデーモン閣下に渇を入れてもらうのがよいのだろうか。
 「他人事ではない乳がんのはなし」
   講師 市立三次中央病院 橋詰淳司氏
   日時 十月十四日 11時~
   場所 市立三次中央病院 エントランスホール
 乳がんはがんの部位別罹患率一位で、15人に1人はなるといわれている。そして日本では未だ増加傾向であり、若い世代にも生じるがんだ。
 乳がん発生の多くは女性ホルモンが原因であり、患者の増加は食生活やライフスタイルの変化が原因だ。だから昔の生活に戻れない限り予防は難しいので、早期発見が大切になってくる。ところが日本の検診率はアメリカ・ヨーロッパに比べ、かなり低い。
 乳がん検診無料化だけでは検診率アップに結び付いておらず、個人個人の意識変革が大事。そのためには啓蒙活動が必要となってくる。
 早期発見すれば生存率が高くなるのはもちろんだが、
・予後がいい ・温存手術が可能 ・化学療法が省略できるかもしれない等の利点がある。
 乳がん検診の大賞および方法としては、40歳代はマンモグラフィ(2方向)+視触診、50歳以上はマンモグラフィ(1方向)+視触診であり、二年に一回実施というのが国の指針。
 でも、マンモグラフィは痛いから、女性の技師さんじゃないと恥ずかしいからと検診を避ける人がいる。だけど乳腺は人によって全然違うので1階だけの視触診では発見しにくい、大きいしこりはわかるが小さいしこりはわかりにくい等の問題点がある。他人任せの触診だけでは早期発見は難しいので、自己検診やマンモグラフィによる検診もしよう。
 乳がんから自分を守るには、自分にとってどのような検診が合っているのかを知ることが大切。40代後半や50代以上の人は今の検診(視触診+マンモグラフィ)をしっかりと受けよう。30代や40代前半の人はマンモグラフィだけでなく、超音波検診も受けることが望ましい。ただし、超音波検診はまだまだ普及していないという現実がある。
 乳がん検診は産婦人科ではなく、乳腺外来のある病院で受けよう。
         
 ところで「ピンクリボン」ですが、1980年代アメリカで乳がんにより亡くなられた女性の母親がその女性の娘である孫娘に「このような悲劇が繰り返されないために」との願いを込めて手渡したリボンからスタートした乳がん啓発運動の新堀マークです。「あなた乳がん検診受けている? 一緒に乳がん検診を受けようよ」と声かけをしてみませんか。皆でできるのがピンクリボン運動です。        以上
 のぞみの会 福山アンダンテと乳がん患者会の皆さんにかわいがっていただいている私にとって、乳がんの基本的部分を学習するのは必要なことであろう。もちろん妻の年齢を考えてみても。バラ祭り出の啓発活動、リレーフォーライフ等乳がんについて関心を持つ機会はあったが、正直言ってちょっと照れくささもある。今回の文章、読みにくい個所があったら、そのためと思いお許しください。